サロン<グランダム>第3回「ワインと食とエコロジー」

ゲストスピーカーは、山梨で125年の歴史を誇るワイナリー、ルミエールのオーナー・ファミリーである塚本レイ子さん。ボルドー・ワインアカデミー会員である夫、塚本俊彦さんと共にフランスの名門シャトー・オーナーを招いてのワイン会をはじめ、数多くのパーティーを開いている塚本さんは、100年前のシャトー・オーゾンヌをボルドーのシャトー・オーナーたちと飲んだ時のこと、初心者も最高のワインから味わうべきという持論、ソムリエやシェフにも味を共有してもらうために、レストランでは必ずいいワインを残して帰るという話などなど、「ワインは学ぶものではなく、楽しむもの」という素敵なメッセージを様々なエピソードに込めて語ってくださいました。 また、食卓に話題をつくるテーブルセッティングや、食器をオーダーメイドする楽しみなど、パーティーの達人ならではのお話は、皆様の参考になったことと思います。エコの話題では、塚本さんが所有されているビルと、山梨のワイナリーレストランで実践されているリユースの素敵なアイデアの数々。そして明治時代に星ヶ岡茶寮の会員であったお祖母様が使っていらしたというMy箸とカトラリーを見せていただき、先人の粋なエコの発想に皆様、感心することしきりでした。 お食事は塚本さんが選んだワインに合わせたスペシャルメニュー。甲州種からつくられたスパークリングワインに始まり、ダブルデキャンタしたシャトー・マルゴー’95をゆっくりと味わった後、オールド・ヴィンテージのスイート・ワインまで堪能する贅沢なランチとなりました。 次回も素晴らしい出会いの会を予定しております。 学びと交流のサロン<グランダム>をあなたもぜひご体験ください。お申し込み、お問い合わせはe-mail:info@premiumlife.comまで。 <これからの予定> 5月19日(木)11:00から14:30 ゲストスピーカー:橋本久美子さん(元総理大臣 橋本龍太郎氏夫人) 会場:ホテルオークラ 内容:妻として首相を支えた当時の、今だから言えるエピソード、様々な方との出会いから学んだ人生の教訓 参加費:50,000円(ラ・ベル・エポックでのお食事とおみやげ付き) 定員:8名 申込締め切り:2011年5月10日(火)
写真の説明:
上左:当日供されたシャトー・マルゴー'95
上右:お話しに出てきたボルドー・シャトーオーナーの方々とのディナー風景
下左:これは塚本レイ子さんのお祖母様が使っておられたというピクニック用の携帯銀食器。漆塗りの瓢箪に入った折りたたみ式ナイフ、フォーク、スプーン。その麗しき姿にただ感嘆。こういう粋な道具は今どこへ消えてしまったのか。
下右:山梨のルミエール・ワイナリーの中に建つレストラン「ゼルコバ」。自然と調和しながらワインのある美食を追求する