サロン<グランダム> 石井 至さん | PREMIUM LIFE

サロン<グランダム>第8回
「幼児教育の現場から見た、日本」
ゲストスピーカー:石井至さん

 10月29日、六本木ヒルズクラブで、第8回サロン<グランダム>を開催しました。今回は、原宿で幼児教室アンテナ・プレスクールを経営する石井至さんをゲストスピーカーにお迎えしました。

 
私立小学校の受験者数はリーマンショック後、ピーク時の2割から3割減とのことですが、慶應幼稚舎をはじめとする有名小学校への人気は相変わらず根強く、両親ばかりでなく祖父母が一緒に説明会に参加するような熱心な家庭も少なくないそうです。

 
石井さんがなぜ私立小学校を勧めるのかというと、その理由は耳を疑いたくなるような公立小学校の現状にあります。教員の指導力不足や家庭教育の衰退などで、座って先生の話を聞く事ができない子供が学年に数人いるのが今の公立小学校です。授業が成立せず学級崩壊が当たり前となっていて、真面目に勉強したい子どもが犠牲になってしまっているというのです。

 
恵まれた私立でなく、公立小学校に入れて社会経験を積ませるという考えは、抵抗力が具わっていない子供にとっていかに無謀なことか、リスクに目を向けて欲しいといいます。「公立の進学校から東大に進んだ親ほど、私立受験に対して否定的な見方をする人が多い傾向にあります」と、石井さん自身が、北海道の公立高校から東京大学医学部に進学し、初めてのお子さんを幼稚園に入れた時の経験も話してくださいました。

『慶應幼稚舎』の著書もある石井さん。幼稚舎に子どもを入れるメリットは、学力より人脈だといいます。幼稚舎に入ったからといって安心して学校任せにしていては学力は伸びない。才能を伸ばすためにも家庭教師をつけるなど家庭でできることを率先して行うべきとのこと。

 
また、同級生だけでなく先輩、後輩の結束力が非常に固く、そのネットワークは大学卒業後、就職時に発揮されるのだそうです。そこには、慶應義塾大学の創立者福沢諭吉の「社中協力」の教えが生きています。「好奇心を持ち、たくましく、やり遂げる力を持った人間を育成する」という建学の精神は、まさに今、日本の教育に求められているものではないかと感じました。

次回も素晴らしい出会いの会を予定しております。
学びと交流のサロン<グランダム>をあなたもぜひご体験ください。
今月は11月22日(火)11:30より。
「風水インテリア ?健康と繁栄の秘訣」というテーマで
インテリアデザイナーのユキ シマダさんにお話しいただきます。
会場:グランドハイアット東京 「六緑」
会費:お1人様 28,000円(ご飲食代、資料代含む)
1年以内に家を新築または改築される方は会費10,000円でご参加いただけます。
お席に限りがございますので、お早めにお申し込みください。
お問い合わせはe-mail:
info@premiumlife.comまで。

 

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