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ビヨンド・オーガニックなMaboroshiワインこそ
サスティナブル × ラグジュアリー

ナパ・バレーのお隣りソノマ・バレーで、カルトワイン「Maboroshi」の醸造家として名を馳せる私市友宏(きさいちともひろ)さん。サスティナブルであることに徹底的にこだわる私市さんの姿勢に、この豊かな地の恩恵も加わって、最高のワインが生まれている。
Photographs by Kai Kiuchi

 
 大阪の老舗酒屋の息子だった私市さんが、ワインに魅せられ渡仏したのは’91年のこと。海外でワインをつくる夢を語ったところ、「そんな幻みたいなことを」と友人に言われたのが「まぼろし」ワイン命名のきっかけだ。


 ブルゴーニュでしばらくワイナリーの手伝いをしたが92年ソノマへ。「あっちは寒くていつもどんより曇っていたから気候のいいカリフォルニアへ来たかった。

 それに向こうはブドウ畑が高くてプルミュエクリュやグランクリュクラスになるとこちらの100倍くら
いするのでとても買えない」


 ソノマを選んだのはブルゴーニュにいたからだという。「ちょうどナパはボルドー、ソノマはブルゴーニュという感じで、ブドウもナパはカベルネ、ソノマはピノでしょ。こっちの方がナパより派手さがないし田舎ですね」


 今はビヨンド・オーガニックと言われる農法に取り組む。「オーガニックというと使ってもいい農薬なんかがあるんです」。そういう農薬も一切使わず、CO2を排出するトラクターの代わりにはヤギを飼って草刈りをする。「日本では難しいでしょうね。梅雨の時
期などカビがはえるから、どうしても農薬を撒いてしまう」

 

画像

 もともとルドルフ・シュタイナーが1920年代に唱えたバイオダイナミック農法の流れを汲む。これは太陽、月、惑星の運行に合わせて農作業をするもの。「たとえば満潮は満月のときですね。植物は水で養分吸い上げるでしょう。だから満月のときは一番活発に動くわけですね。それに合わせて農作業をするんです」
 
 ここでワインづくりをしていいのは、ぶどうの熟成期間雨が降らないことだという。「ブドウは皮が薄いのでカビが生えるとすぐにやられるんです」
 
「ワインは土地の味(テロワール)が大事です。化学肥料を使うと根のまわりに栄養が行くから、ブドウの根が下に伸びようとしないで横に伸びるんです。下に伸びないと、その土地のミネラルなどの栄養分がとれないんです。それと化学薬品を使うと同じような味になってしまう。

 だから根がしっかり下に伸びないとだめなんです」 サスティナブルなソノマの地に、手をかけたバイオダイナミック農法でつくられた私市さんの「Maboroshi」。大地の味を十分に吸ったブドウでつくられるワインがカルトワインとされるのも当然と思える。

写真 上 奥さんのレベッカさんが畑、私市さんがワインづくり、と担当を分担しているそう/中 ラベルデザインも私市さん 下 ソノマ・カウンティのルシアンリバーにある私市さんのブドウ畑は約13,000坪。もとはリンゴ畑だったところをブドウ畑に

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